受注戦略により収益性を向上させるだけなく、投資判断基準に落とし込み仕組化することで、
運用までを組織に実装して、お客さまの中での再現性を確保。
目次
企業概要
業種 | 自動車部品メーカー |
---|---|
連結売上規模 | 数十億円 |
背景・目的
- 今後国内を中心に市場規模が縮小していく中で、自社の強みがある部分に特化して取り組むことで、収益を維持していく必要がある
- また、設備投資をミニマムにしていくために既存ラインを有効活用できる部品も明確化したい
- 以上を踏まえて、強みがある且つ投資がミニマムになるような、おいしい部品を定義した上で、受注戦略の立案・実行をしたい
進め方
STEP
単位別採算の把握
- 戦略単位の検討
- 原価算出ロジックの検討
- 高採算部品の共通項把握
STEP
投資最小部品の把握
- 稼働率ロジックの設定・データ取集
- ライン制約の確認
- 低稼働ラインに乗せれる部品導出
STEP
攻める部品の明確化
- 攻める部品と顧客のターゲティング
- 受注文脈の検討
- トークスクリプトの策定
STEP
投資判断基準策定
- 織り込むべき観点の明確化
- 基準の策定
- フォーマット策定・試運用
STEP
(値上交渉)
- 原価算出ロジックに基づいて上昇額の把握
- 売価案落としこみ
- シナリオ策定・同行
成果
- これまで見えていなかった自社にとっておいしい部品を明確化することによって、他部品よりも高い収益率且つ競争力のある価格を提示することができ、複数案件の受注を獲得した
- また、それに合わせた投資判断基準を策定し、受注戦略の実行・運用を仕組化した