次の時代の戦略を構築し、新たな部品領域を受注すると同時に、グループ経営の枠組みをアップデートすることで、自ら仕掛ける体質を組織に実装した。
目次
企業概要
業種 | 自動車部品メーカー |
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連結売上規模 | 数千億円 |
背景・目的
- これまでは創業家の強力なリーダーシップのもと、会社を成長させてきたが、そのような鉄人達の引退が迫る中、指示待ちではなく自ら考える組織への転換したい
- これまで自分たちの視点だけでここまでやってきたが、それだけでは限界にきている。外部からフラットな目線で方法論を示すと同時に一緒になって推進してほしい
- その過程の中で、今後、経営を引っ張っていく専務を中心とした役員の意識を変えてほしい
進め方
STEP
定量的に未来を描く
自社の2035年の成行きの売上・利益構成を覗いてみる
STEP
転換すべきことの特定
モビリティーの進化に合わせた自社の収益構造の転換を掲げる
STEP
事業戦略の進化
自分たちの目線でマーケットを見て、戦略を“加工軸”から“機能軸”へ転換
STEP
グループ経営枠組みアップデート
- 機能部制と事業部制のハイブリッド
- 責任と権限見直し
- 連結原企の導入
STEP
長期ビジョン打ち出し
次の時代の柱となる戦略を立案し、新部品領域へのチャレンジを打ち出し
成果
各階層で自ら組み立てて仕掛ける風土の素地ができた。
- 次の時代の戦略を構築し、新たな部品領域を受注、農業系の新規事業を立ち上げ
- 役員が使う言葉が変わり強いリーダーシップを発揮するようになった
- もっとこうした方がいい!のアイデアが課長以下のクラスからどんどん出てくるようになった